
おなか
おなか
すっぱいものがこみ上がってくるような感じ、胸がやけるように痛む感じなどの症状は逆流性食道炎によるものが考えられ、食後や横になっていると症状が悪化する場合が多いです。
みぞおちの痛みや胃もたれなどがあるにもかかわらず、胃内視鏡検査や腹部エコー(超音波検査)を行っても器質的な異常が見つからないような機能性ディスペプシアという病気も存在します。また、本来横隔膜の下にある胃の一部が横隔膜の上のほうへ滑り出ている食道裂孔ヘルニアの可能性もあります。当院では消化管内視鏡検査は実施していないため、内服薬での対症療法を選択するか、必要があると判断すれば検査可能な医療機関をご紹介します。
吐き気や下痢など胃腸炎症状のほとんどはウイルス感染(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど)で、一部に細菌性(カンピロバクター、サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌など)が見られます。ウイルスが付着した料理を食べたり、手指についたウイルスが口に触れたりすることで感染します。
ノロウイルス胃腸炎は一年を通じて発生しますが特に冬場に多く、お子さんが幼稚園や小学校などで感染したあと、ご家庭で家族にひろがり強い症状を呈することがあります。
主な症状は下痢、腹痛、嘔吐、発熱が多く、治療は脱水を予防し、症状に合わせた内服薬を服用します。細菌性が疑われる場合には抗生物質を使用することもあります。
脱水予防には、まずは自宅で出来る経口補水療法が効果的ですが、困難な場合は点滴による補水を行いますので受診をお勧めします。小児や高齢者は特にご注意ください。
便秘症は、大腸や直腸の働きの異常による「機能性便秘」、便の通過が物理的に妨げられる「器質性便秘」、全身の病気の症状として起こる「症候性便秘」、薬の副作用で起こる「薬剤性便秘」に分けられます。便秘症の原因は幅広く、原因が異なれば治療法も違います。なかには危険な便秘もあるので注意が必要です。強い腹痛や吐き気、発熱などを伴う場合や便に血が混ざる場合は自己療法で対処せずに、すぐに受診してください。
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