2026年4月20日

4月になり、日中は日差しが強く非常に暑くなることも多くなってきました。
今日は暑くなる前から始める熱中症予防対策、暑熱順化についてです。
熱中症で救急搬送される方は毎年5月以降増えていきます。
30℃を超えるような暑さでなくとも、体が慣れていないとその温度変化によって熱中症になるリスクはあるということです。

人間の体は熱い時の体温調節として、心拍数を上げ、皮膚の血管を拡張して血流から熱を外に逃がします。また汗を出すことでその水分の蒸発を利用し体を冷ましています。
暑さになれること(暑熱順化)は、体温が上がったときに熱を外に逃がしやすい体を作ることで、早く汗をかくことで体温の上昇を食い止めることができ、熱中症が予防できるという考え方です。
具体的にはその時の気温などにもよりますが、屋外であれば30分程度のウォーキングやサイクリング、室内なら筋トレやストレッチ、あとシャワーで済まさずに湯船でしっかり入浴するだけでも十分だと思います。

日常生活の中で無理のない範囲で汗をかくことで、数日から2週間程度で暑熱順化は完了するとされています。
ただ、数日休むと効果はゼロに戻ってしまいますので、注意が必要です。
ただせっかく一度暑熱順化ができても、数日暑さから遠ざかると暑熱順化の効果はなくなってしまうので、ポイントはできるだけ毎日続けるということです。
毎日続けるためには負担が大きすぎないことも大事ですし、飽きないことも大事です。いろいろなものを組み合わせて毎日無理のない範囲で汗をかくことを心がけましょう。
いきなり炎天下での運動や長時間の運動は逆効果になるとおもいます。
汗をたくさんかくので、水分や塩分は適宜しっかり補給してください。
どれくらいで暑熱順化ができるかは人それぞれなので体調や体質、環境に合わせて自分なりの暑熱順化を行ってください。
より詳しい内容は
日本気象協会の関連ページをご覧ください。
また、暑熱順化について2026年4月放送のサガテレビ「かちかちLIVE」で解説させていただきました。そちらもぜひご覧ください。

ほり内科外科クリニック
院長 堀晋一朗