
けが(すり傷、きり傷)
けが(すり傷、きり傷)
すり傷は適切な洗浄と保護で家庭での治癒が可能ですが、細菌感染の予防や傷の治りを早めるためには医療機関を受診しての処置が望まれます。とくに屋外でのけがの場合は砂やアスファルト、小石やガラス片などが埋まり込んでいないかを確認する必要があります。傷が大きかったり、深かったりする場合も受診をお勧めします。
きり傷は浅い表皮だけの傷であれば、出血があっても、しばらく圧迫することで血が止まり、縫合の必要はありません。しかし皮膚の土台となる真皮(しんぴ)成分が、完全に切り離れている切り傷は、大きく傷口が開き、皮下脂肪(黄色)や筋肉(赤色)、骨(白色)が見えてしまうこともあります。この場合は損傷した組織を適切に縫合することが大切です。
また屋外でのけがや汚れたものでの切り傷は、化膿する危険性がありますので、正しい洗浄と抗生物質の内服や軟膏塗布が必要です。
動物の咬み傷や虫刺されは状況に応じて処置や治療内容が変わりますのでまずはご相談ください。
傷の処置はなるべく痛みを感じないよう配慮して行います。安心して受診してください。
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